合うテニスラケットを選んで戦力アップ

実力以上のプレーができるラケットはありません。でも、実力が発揮できないラケットはたくさんあります。 「良いラケット」ではなく「合うラケット」を探すことが、勝つためのラケット選びのスタートです。

タグ: 選び方

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テニスラケットについてのこれまでの常識をくつがえすラケットフィッティング!

テニスワン
は、2003年からラケットドックというフィッティングイベントを継続開催して、これまで、10,000名以上のテニスプレイヤーに対して、ラケットフィッティングを実施してきました。

ラケットフィッティング
は、実際のプレーを見ながらラケットとプレイヤーの相性を診断するサービスです。
私どもは、そのフィッティングの現場で、「どういうラケットやストリングがプレー上でどういう弊害をもたらすか」について数多くの事例を把握してきました。
 
その中には、これまでの知識やテニス界の常識とは異なるものが数多く含まれます。

このブログでその一部を紹介させていただきます。

もくじ

 





ニューモデル情報

 
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ラケット選びについての45タイトルの記事が満載!
ガットについても9タイトルの解説があります。
テニスワン
のホームページ「テニスラケット選びのノウハウ集」のページヘ
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残念ながら、ラケットについてどんなに良くわかっても戦力アップにつながるラケット選びはできないでしょう。
なぜなら、ラケットの良し悪しはプレイヤーとの相性で決まる問題なので、ラケットのことがわかっても、使う側のプレイヤーの運動特性がわからないとミスマッチになるからです。
なので、自分に合うラケットを選ぶにはラケットフィッティングが必要です。
ラケットドックは10,000名以上のフィッティング実績!

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短いショットを打ち合うだけのショートラリーで、「使っているラケットが自分に合っているかどうか」の判断ができるようです。
自分で簡単にできるチェックなのでやってみてください。

本来、ショートラリーは、ベースラインから打つストロークラリーより技術的にはずっと簡単なはずなので、ある程度練習を積んだプレイヤーであれば、これが永遠に続くような状態になっていない場合は何かがおかしいと思ってください。

ショートラリーではありませんが、球出しも同じです。
こちらから球出しをするときに、同じ場所に安定的に落とせない場合も何かがおかしいのです。

◆ショートラリーになっていない

コートサイドからショートラリーの練習を見ていると、ショートラリーになっていないケースが結構あります。

サービスラインから1~2mも下がって打ち合うのは、正確には、ショートラリーとは言えないでしょう。
なおかつ、そういう場合は、打ち合う打球スピードが結構速かったりするのですが、それはショートラリーではなくミドルラリーと呼ぶべきでしょう。

距離は短いけれど強引にスピンをかけてというのもアウトです。
そんな強い打球では相手の返球が難しくなって、打ち合いが続きません。
ウォームアップのためのショートラリーは戦いではないので、相手が打ち返しにくいボールを打つのはハタ迷惑です。
「短ければ多少強くても良いだろう」ということではないのです。

仮に、短いスピンボールを打ち合う練習が必要だとしても、それは、ストローク練習の後に行うべきでしょう。
ストロークラリーより難易度が高いからです。

◆短く打てない

サービスライン上か、それより内側に立って、相手コートのサービスラインの手前2~3mくらいに着地する遅いボールを打ち合うのがショートラリーの基本です。
それが安定しなかったり、打ちにくく感じたりするのは何かが変なのです。

球足が長くなってしまうのは、強く当てすぎているからです。
または、長く打つスイングのままで短く落とそうとするから、強いスピンをかけたりするわけです。

◆強くぶつけすぎる

そして、短く打つための柔らかいスイングができないのは、ラケットヘッドをある程度以上の強さでボールにぶつけないと打球のコントロール感が生まれないからです。

インパクトの手応えを感じ取れるレベルまで当たりを強くしようとするために、結果的にボールは遠くに飛んでしまうということです。

そして、球足が長くならないように力を抜いて短く打とうとすると、今度は抜きすぎてネットしてしまい、それを反省すると次はまた打球が長くなってしまうという、試行錯誤の繰り返しが起きます。
こういう状態に入るとショートラリーが難しく感じてイライラします。

◆打たないように打つ

こういう時のプレイヤーは、力を抜いて打つことで、打球を短くしようとしています。
打たないように打つというような感じです。

そして、力を抜いて振ろうとするとラケットがスムーズに動かなくなるのでガシャ当たりが多くなります。
弱く当てて打球を短くしようとする」から、ミスが増えるのです。

◆力加減はラケットが合っていない証拠

このように、入れる力の強弱で打球をコントロールしようとするのは、「合わないラケットを使っているプレイヤーの代表的な症状」です。

力を入れて強く打とうとするのも、力を抜いて弱く、あるいは、短く打とうとするのも、現実的には非常に難しい作業なのです。

なぜなら、「当たった」というインパクトの感覚が手から大脳にまで伝えられるのは実際のインパクトの後なので、その感覚を元にインパクトの力加減を調節しようとしても、タイムラグがあってうまくいかないからです。

力を入れて打とうとしても、その力は打球に伝わりにくいので、勢いのある打球にはならず、プレイヤーが疲れるだけです。

力を抜いて打つのはさらに難しく、抜き加減がわからないので、強打するときより飛びが不安定になります。
その結果、だんだんと後ろに下がって、少し長めに打つようになるわけです。

飛びの悪いラケットでも力を入れればボールは飛ぶので、距離の長いストロークの打ち合いは何とかなるのですが、ショートラリーになると、力を入れれば飛んでしまうし、力を抜いたら飛ばないしということで、短く打つための力の抜き加減が難しくなります。

◆打球衝撃が強いから

「入れる力の強弱で打球をコントロールしようとする」ような「おかしなスイング感覚」が身についてしまうのは、使っているラケットの打球衝撃が強いせいで、それに負けまいとして、つい力が入ってしまうからです。
そして、力を入れて打つようになると、力加減で打球をコントロールしようとし始めます。

こうした状態になる原因は打球衝撃が強いことにあるのですが、打球衝撃が強いということはそのラケットが合っていないということです。

球出しが安定せず、コントロールしようとして変にこねたりするのも、ラケットが合っていないときの症状の一つです。

◆合わないラケットは「じれったい」

ショートラリーや球出しなど、本来は簡単にできるはずのことが難しくなってしまうラケットでは、実際のゲームでも、本来は簡単に勝てるはずの相手に負けてしまう可能性があるということです。

自分より弱いはずの相手に対して、変なプレーを繰り返して自滅状態で負けたとき、単に「調子が悪かった」で済ませてしまうのは何の解決にもならないでしょう。

できるはずのことがなぜかできないという「じれったさ」を感じたら、使っているラケットとの相性を疑ってみることが必要です。

◆ストリングのチェック

合っているラケットを使っている場合も、ストリング・セッティングが合っていなければ同じことですので、ストリングのチェックにもこの方法を試していただければと思います。

ショートラリーが難しく感じたり、すぐにミスしたりするのは、セッティングが合っていないということです。

手持ちのラケットの中で、ショートラリーが一番簡単に続くものが、その日のプレーに合ったセッティングだということです。

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「ボールが打てるラケット」を手に入れるのは容易でも、「自分に合うラケット」を手に入れるのは簡単ではありません。
ラケットドックは、経験豊富なスタッフが、プレーを見て合うラケットを選び出すサービスで、これまで、10,000名以上の方にご参加いただいております。ぜひ、ご参加ください。
 
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自分では、スムーズに、キレイに振り抜きたいと思っているのに、いざ、ボールが飛んでくると、腕が縮んで中途半端なスイングになったり、腕に力が入ってギクシャクしたスイングになったり、という方は意外に多いようです。
ここでは、そういう変なスイングになってしまう仕組みを解明したいと思います。

◆テニスプレイヤーの潜在本能

「相手コートに入るようにボールを打つ」というのは、テニスをする上で、最も基本的な制約であり、これを守る気がない人がコートに立つとテニスになりません。

ですから、この制約条件を守ろうとすることが、テニスプレヤーとしての最低条件だと言っても良いでしょう。

ただ、こんなことは当たり前過ぎて、わざわざ口に出して言う必要もないくらいのことなので、普段からこの制約を頭に置いて、しっかり意識しながらプレーしている人は、あまり居ないと思われます。

でも、特に意識しなくても、プレイヤーに対して強い強制力があるのは間違いありません。
そういう意味で、この制約は「テニスプレイヤーの潜在的な本能」と言っても良いでしょう。

◆コートに入るように打つ

そして、その潜在的な本能があるために、テニスプレイヤーはどんなラケットを使っても、そのラケットでアウトやネットが出ないようにボールを打とうとします。

誰でも、同じようなミスを何度も繰り返すのは本能的にイヤなので、新しいラケットに持ち替えてすぐのときにはミスが出ても、少し慣れればそれがおさまって、相手コートに打球が入るようになります。

これが「ラケットに慣れる」ということなのですが、言い換えれば、打球が相手コートに入るように「ラケットに合わせて打ち方が調整された」ということです。

◆入るように打つから打ち方が変わる

こうして、プレイヤーがどんなラケットを使っても、打球を相手コートに入れられるようになるのですが、使うラケットがプレイヤーの身体に合わなければ合わないほど、打ち方を大きく変える必要があるため、その人本来の自然な打ち方から遠ざかってしまうわけです。

ですから、慣れるまでに時間のかかるラケットほど、大幅な運動調整が必要ということであり、基本的に合っていないということです。

変に力んだり、逆に、注意深く探るような打ち方になったり、腕が縮んだり、大振りになったり、手首をこねたり、足を踏ん張ったり、動きがギクシャクしたり、等々のさまざまな症状が始まってしまうのは、打球を相手コートに入れようとするからで、その原因はラケットにあるわけです。

◆注意を向けられないから自覚しない

そしてさらに、こうした「ラケットに合わせた打ち方の調節」は、ほとんどの場合、プレイヤー自身には自覚されません。
バランスが崩れやすくてドタバタしている状態でも、本人はそのことを自覚しにくいのです。

その理由は、プレー中は忙しくて、そんなことに注意を向けていられるほどの余裕がないからです。
テニスは、「自分がどんなスイング調節をしながら打っているか」ということに注意を向けながらプレーできるほど、簡単でヒマなスポーツではありません。

◆ラケットの影響からのがれることはできない

こうしたことから、ラケットから受けている影響をハッキリと自覚するのは難しいため、「自分はラケットによって変な打ち方を強制されている」などと考える方は、実際には、ほとんど居ません。

多くのプレイヤーは、プレー中に起きていることは全て自分の責任だと考え、変な打ち方は「自分の悪いクセ」だと思うわけです。

でも、ラケット以外のものではボールを打つことができない以上、ラケットの影響を受けずにプレーすることはできません。
ラケットに影響されていないと思うのは、影響されていることに気付いていないだけです。

◆運動調節によってテニスが難しくなる

そして、ラケットに合わせたスイング調節をすることで、プレイヤーとって本来不要な運動が付け加えられることになるので、ボールを打つときの身体の動きが複雑化します。

テニスはとても忙しくて難しいスポーツなのに、それがさらに難しくなるわけで、余計な運動調節によってミスが増えてショットが不安定になるわけです。

ショットが安定しない方の多くは、練習不足や自分の技術が未熟なせいだと考えていますが、合わないラケットが原因であることが、実際にはとても多いのです。

◆ラケットを替えれば治る

自分で意識的に変な打ち方をし始めたのであれば、意識してそれを治すことは可能です。

でも、打球をコートに入れようとすると自然発生的に起きてしまう変な打ち方を、努力して意識的に修正するのは困難です。
ですから、ラケットのせいで起きていることをプレイヤーの努力で治すのはほとんど無理といって良いでしょう。

ですが、「打球をコートに入れようとしても変な打ち方にならないラケット」に持ち替えれば、努力しなくても打ち方は治ります。
症状の原因はラケットにあるので、それを取り除けば症状は自然におさまるわけです。

「治そうとしても治らない長年の課題」が実はラケットのせいということも珍しくありません。

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「伸びのあるショット」という言葉にはテニスプレイヤーであれば誰もがあこがれます。でも「伸びのある打球」が出るかどうかには使うラケットが大きく影響するというのは、多くの人にとってちょっと意外かもしれません。


テニスワンでは、これまで、ラケットドックやラケットフィッティングで7,000名以上の方の打っている姿と打球の状態を見てきましたが、プレイヤーとラケットとの相性を見極める際の着眼点として、「ボールが飛んでいるかいないか」というのがあります。

もちろん、鉄の棒で打ってもテニスボールは飛ぶわけで、ラケットで打たれたボールが飛んでいくのは間違いないのですが、その飛び方に違いが出るのです。

人が打っている姿を観察するというのは、普通の人はあまりやらないかもしれませんが、注意して見れば誰でも、「打球の飛び方」には個人差があるということが見分けられると思います。
「伸びる」「伸びない」、「行く」「行かない」という表現が使われる場合もあります。


「飛んでいないなぁ」と感じるのは、飛んでいくボールに、まるでブレーキがかかっているように見えるときです。
当然のことながら、打ち出されたボールは、空気の抵抗によって、どんなボールでも減速するのですが、その減速の度合いがとても大きいのです。
最初は「バーン」と勢い良く飛んでいきそうに見えるのですが、ネットを越えるあたりから急におとなしくなって、最後はポトンと落ちるように着地します。

これは、スイングの力感と打球スピードのギャップの影響かもしれません。
プレイヤーの動きとしては、しっかり打っている感じなのに、思いのほかボールのスピードが出ていないと、視覚的な予測よりボールが遅く感じるためだと思われます。

この反対に、「飛んでいるなぁ」と感じるのは、ボールの出が良く、その後も失速せずに、相手コートで弾んでからグーンと伸びるように見えるときです。
「出が良い」というのは、ラケットからボールがスッと出て行く感じです。
これも、プレイヤーの動きのリラックス感とボールスピードのギャップにその理由があるようです。
力感のないスムースなスイングなのに、勢いの良い打球が出ると「飛んでいる」と感じます。

伸びのある打球が出ているときのプレイヤーは、リラックスした動きになるため、バランスの崩れが少なくなりショットが安定します。
反対に、打球が飛んでいないプレイヤーは、力んで打つためにバランスが崩れやすく、動きも後手後手になってバタバタした感じになり、ミスも増えます。

飛んでいないボールを打っているときは、プレイヤー自身、はっきりとは意識しないまでも、薄々は飛んでいないと感じるようで、それを何とかするために余計に力が入ってしまうのかもしれません。

そして、スイングに力が入れば入るほどボールは飛んで行かなくなるのですが、そうした悪循環に入ってしまう最初のきっかけは「伝わらないラケット」なのです。

伝わらないラケットとは、プレイヤーとの相性の悪いラケットで、プレイヤーの運動が打球に伝わりにくく、しっかり打っている割に打球に勢いが出ません。

そうすると、どうしても「力を入れて強く打つ」という状態になりやすいのですが、そうなると「勢いがない⇒力を入れる⇒余計に勢いがなくなる」という悪循環が始まってしまうのです。

ハードスペックのモデルでも、プレイヤーとの相性が良ければ「飛ぶラケット」になり、大きなフェースの厚ラケでも、プレイヤーとの相性が悪ければ「飛ばないラケット」になります。
 
このように、プレイヤーとの相性の良し悪しが、スペック上の飛びの差を越えてしまうことは良くあります。

「力を入れて強く打つ」という感覚で打っている方、イージーボールでつい力が入ってしまう方は、使っているラケットが「伝わらない状態」になっていることを疑ってみたほうが良いでしょう。


伸びのある打球が打てる人はよくご存じだと思いますが、打球の伸びは大きな戦力になります。
それほど厳しいコースでなくても、打球みに伸びさえあれば相手の返球が甘くなり、相手の変なミスも増えます。

でも、何かの都合で打球に伸びが無くなってしまうと、打っても打っても簡単に返球されて、相手の打つコースも厳しくなり、コート上をバタバタ走り回ることになります。

その、「何かの都合」とはストリング・セッティングであることが少なくありません。
気温など、プレー環境が変化した際にストリング・セッティングがそれに対応していないと、それまで合っていたラケットが「合わないラケット」に変化してしまうため、プレイヤーの運動が打球に伝わりにくくなって、伸びが失われてしまうわけです。

 打球が行っているかどうかは、人に見てもらったり、相手に聞けば分かるのですが、それが難しいときは、相手のミスで判断すると良いでしょう。
相手が簡単に変なミスをするときは「行っている」わけです。 

次回の練習では、打球の伸びに注目してみてください。 

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自分に合うラケットを選ぶのはとても難しく、何度買い替えても合わなかったり、納得しきれなかったりという方は多いと思います。
でも、そうなってしまう原因や仕組みを知らないと、また同じことを繰り返すかもしれません。
この記事を読んで、ラケット選びがなぜ難しいのかについて、ご理解を深めてください。


ラケット選びで悩んだことのある方は少なくないと思われます。
各ブランドの各モデル毎に、それぞれがどんな性能を持っているのか、どんな性格なのかが分かりにくいというのが、悩みのスタートラインだと思います。
カタログやネットで情報を探して、個々のラケットの性能について知ろうとすればするほど、蜃気楼のようにつかみ所のない情報がたくさん集まるだけで、確信できる信頼性の高い知識が得られるケースは少ないでしょう。

さらに、候補ラケット数本の性格がおぼろげながら分かってきたときも、さて、自分にはどれが合うのかという判断が難しいのです。
人に助言を求めれば、人によって言うことが違うし、自分で判断しようにも、何を基準にして考えれば良いのかが分からないというところではないでしょうか。

そういうときは、確信を持ってラケットを選んでいる人がうらやましく思えたりすることもありますが、でも、ご安心ください。そういう場合も、最終的に決定を左右しているのは、単なる「思い込み」だったりします。
思い込みが強ければ購入に踏み切れるし、それほどでもなければ悩み続けるということで、正しい結論に達したから購入に踏み切ったとは考えないほうが現実的だと思われます。

でも実際のところ、こうしたモデル選びの悩みは、実はまだ序の口で、本当は、ここからがさらに難しいのです。
普通は、自分に最適だと思えるモデルが見つかれば、それで一安心というところなのですが、実は、そこからが本当の難所なのです。

その理由は以下の3つです。

1.ラケットには個体差がある
2.ストリングの種類と張り方次第でラケットの性能が大きく変わる
3.打ちやすいラケットは一人一人違う


1.ラケットには個体差がある

悩み抜いてやっと買うモデルが決まったのに、そのモデルには「当たり」と「外れ」があるなどという話を聞くと、ビックリされる方が少なくないでしょう。
でも現実に、「当たり」と「外れ」があるのは、どのブランドのどのモデルにも共通することなのです。

ここでいう「当たり」と「外れ」とは、実は、スイングウェイトの数値のことです。
同じモデルであっても、スイングウェイトの数値には個体差があり、その数値の影響で使いやすさが大きく変わるため、「当たり外れ」という言い方をしたわけです。

スイングウェイトは「振ったときの重量感」を表す数値で、その数値の大小によって、振ったときに重いか軽いかが決まるのですが、実はそれ以上に、インパクトでの安定性や打球の飛びが変わるのです。
そして、スイングウェイトが適正な数値範囲より軽い場合は、インパクトでの打球衝撃が大きくなり、面がブレやすくなるので、変に力んで打つようになったり、大振りになったりします。
逆に、スイングウェイトが重すぎる場合は、インパクトでの安定感は高いのですが、ボールが飛びやすくなるため、スイングスピードが上げにくくなったりすることもあります。
そして、実際には、スイングウェイトが軽すぎるケースが多いというのが現在のマーケット事情です。

スイングウェイトの設定値をフレームに表示しているのは、現在はプリンス1社だけですので、そんな数値があることを知らない方のほうが、知っている方よりずっと多いでしょう。
でも、ラケットの性能を根本的にスポイルしてしまうような大きな影響力を持った数値なので、知らずに買うと思わぬ損をする可能性があります。
ラケットに個体差があるということは、すなわち、当たりと外れがあるということです。 

2.ストリングの種類と張り方次第でラケットの性能が大きく変わる

ストリングの種類と張り方(ストリング・セッティング)は、料理でいうと「味付け」にあたります。
この場合、ラケットのフレームが調理する「素材」ですが、普通は、素材だけで料理の美味しさが決まってしまうことはなく、最終的には味付け次第ということです。

なぜなら、プレー中に主にボールが当たるのはストリング面であってフレームではありません。(残念ながら、「主に」であって「必ず」ではありません)
ですから、ボールと直接コンタクトするストリングのセッティングが、ラケットの性能を決める最終的な要素であることは間違いありません。

どんなに良い素材でも味付けが悪ければまずくなるのと同じで、フレームの性能がどんなに素晴らしくても、ストリング・セッティングだけで台無しにしてしまうことは簡単なのです。

でも、多くのテニスプレイヤーは、味付けのことは忘れて、素材であるフレームのことばかり考えているように感じられます。
ネット上でたくさん飛びかうラケットの評価にもフレームの名前しか無く、どんな素材が美味しいかを論じているのですが、味付けを抜きにして美味しいかどうかは決まらないはずです。

さらに、ストリングが張っていないフレームでボールを打つことはできませんので、純粋にフレームの性能だけを感じ取ることは不可能です。味付けしていない素材だけを味わうことはできないのです。
ラケットの試打をするというのは、味付けが済んでいる「料理」を味わって、自分に合う「素材」を見つけ出すという、かなり難しいことをやっているわけです。

そして、この方法では、美味しかったときに、素材が良かったのか、あるいは、味付けが良かったのか分かりにくい上に、素材名(モデル名)しか分からない状態では、同じ美味しさを復元するのは難しいので、同じ素材を買って味付けをしたけれど美味しくならなかったということが起きやすいのです。
 
ですから、試打ラケットの個体差であるスイングウェイトの数値や、ストリング・セッティングが不明のラケットをいくら試打しても、それと全く同じものが手に入る可能性がとても低いので、ほとんど意味がないということです。

テニスラケットは、ストリングを張らなければ使えない「半完成品」なので、こうしたことが起こるのですが、それを「完成品」だと考えてしまうと間違いの原因になるようです。


3.打ちやすいラケットは一人一人違う

商品の内容が良く分からないものを買うときは、「評判の良いもの」を選ぼうとする方が多いようです。
でも、これは、テニスラケットの購入にはあまり向かない方法のようです。

どうしてかというと、テニスラケットは人によって相性がかなり違うため、ある人には「最高!」と感じられたラケットが、別な人には「最低!」と感じられてしまうことがあるからです。
ですから、ある人が「これは良い!」と絶賛したものを選んでも、自分にとっても良いラケットである確率はそれほど高くはないわけです。

同じモデルであっても、ネット上での評価がいろいろバラつくのはこうした理由で、人によって言うことが違うのはどうしても避けられないことなのです。
どの意見が正しくてどの意見が間違っているかということではなく、全てが正しい意見なのですが、ただ、他の人にとっては正しくない意見なのです。

ですから、世間の評判や人の意見を参考にして選んでいる限り、自分にフィットするラケットを手に入れるのは難しいでしょう。

さらに、ラケットには個体差があり、「当たり」と「外れ」があって、ストリング・セッティングでラケットの仕上がり性能が良かったり悪かったりするわけで、これでは、どうやって選べばいいか分からないと思うのが当たり前です。

ラケットを販売している側がこんなことを言っては何ですが、正直いって、これだけ難しい選択を強いられる商品は他にはないのではないかという気さえします。
「ラケット選びなんて適当でいいや」と考えている人は気楽でいいのですが、きちんと選ぼうとすればするほど迷路にはまりやすいので、悩ましいですね。

TENNIS-ONEのラケットドックは、経験豊富な専任のラケットフィッターに全部お任せで、合うラケットが探し出せるサービスです。是非、ご検討ください。

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「ボールが打てるラケット」を手に入れるのは容易でも、「自分に合うラケット」を手に入れるのは簡単ではありません。
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